このNorirow Note エオルゼア冒険記には、「お手紙」というカテゴリーがあります。
この冒険記を書き始めて以来、とても大事にしているコンテンツです。
数は少ないけれど、誰かに大切なメッセージを届けたい時に、都度お手紙を書いてきました。
以前、「そろそろ帰ってきませんか?」というお手紙を書いたことがあります。
僕がこのエオルゼアに降り立って間も無くの頃…… まだ右も左もよくわからず色んな意味で幼かった頃にとてもお世話になった人へのお手紙でした。
“お世話になった” と言ったらちょっと素っ気なく感じるかな…… “仲良くしてもらった” でも遠いかな…… 戦闘なんて全く分からない僕に「自分も戦闘は苦手だけど」って言いながら基本を教えてくれた先輩冒険者であり、そして色んな悩み事をお互い話したり苦楽も共にした僕の最初のエオルゼアの大切なお友達の一人…… へのお手紙でした。数少ない身内の一人だとずっと想っている人です。
ただ、僕がサーバーを引っ越してしまったために、その後いっとき音信不通になってしまって(当時はワールド間テレポやDCトラベル機能がなかったのです)……
でもまぁ、便りがないのは良い便り、とも言いますし、元気にやっているだろうと思っていたのですが……
ある日、「キャラクターデリートしたらしいよ」と風の噂で聞いて、ずっと心配していたのでした。
もう約4年前の話です。
何があったのかは分からないけれど、ずっと気になっていたし、最後にお話を聞いてあげられなかったことがずっと心残りでした。
だから、ここにお手紙を書いて置いておいたのです。
そしたらね、先日、突然知らないアカウントからTwitterでDMが来たんです。でも当時のよく知った名前で!
なんとね、ここに置いておいた宛先住所のないお手紙が…… ちゃんと届いていたんです!
わぁ、気づいてくれた!
奇跡!
気づいてくれてありがとう!(そして届けてくれてありがとう神様!)
よかった、まだこのエオルゼアにいた!姿も名前も当時と違うけどちゃんといた!
まずはそれだけでいい。いてくれたらそれだけでいい。それだけでいいんです。
すぐ会いに行きました、約4年ぶりの邂逅です。
会って久しぶりにたくさんお話ししました。
姿形は変わっていても、なんとなく当時の面影を感じられます。
とてもとても感動です……
この世界に生きていると、リアル世界と全く同じで、沢山の出会いや別れがあります。いい事だけではなく、時には辛いことも起こったりもします。
人と人なのでそれは付きもの。沢山の人が行き交う世界ですからね。
でもね、一つ一つの思い出は全部宝物です。
楽しかったことも辛かったことも。
それらは自分を強くしてくれる糧となって、今の自分の一部となっています。
中でも強く強く心に残っている思い出や、絶対に忘れられない人たちもいるでしょう。
この世界は一度アカウントを消してしまうと、もう誰だかわからなくなってしまう世界ではあるけれど……
今回こうしてね、また出会えた。
自分がまだ色んな意味で幼かった時に接してくれて、自分を形作る一部となってくれた人と…… 生き別れた大切な人とまた出会えた。4年ぶりに出会えた。
こんな素敵な事はありません。
お手紙書いててよかった。ここに生き続けててよかった。
ありがとう。本当にありがとう。
今はこの再会をさせてくれた奇跡にただただ感謝を。
そして、この暖かく優しい世界に感謝を。
これからも、ずっとずっとみんなに素敵で優しい世界が続いていきますように。