人は誰かから必要とされないと生きていけない生き物だ……と思う。
一人で強く生きているように見えている人でも、無意識のうちに、誰かから何かの恩恵を受けて生かされていて、そして常に誰かのために何かをして生きている。
みんな、それぞれが誰かを必要とすることで、誰かを生かし、誰かに生かされている。
きっと、人は根が寂しがり屋の生き物なんだと思う。
蛮神は、人々の祈りや強い願いから生まれ出てくる。
そして、人々から必要とされ、その強い信仰により生かされている。
逆に蛮神を信じるテンパードたちは、蛮神のご加護を受け生かされている。無意識の中できっと幸せだ。
一見、一方的な関係に見えるけど、ちゃんとお互いが支えあって生きている。
人同士の関係と何も変わらない。
蛮神もきっと寂しがり屋だ。
何より、人は、お父さんやお母さんの祈りや純粋な願いから生まれ出てくる。
生まれるきっかけも、生を受けた後の行動も、よく考えると、人と蛮神は何も変わらない。
もしかしたら、僕らは蛮神なのかもしれない。
さぁ、いよいよ暁月のフィナーレだ。
ぼくらが心から必要として生まれてきた、暁月のフィナーレだ。
暁月のフィナーレは、いわば蛮神なのかもしれない。
今日からぼくらは暁月のフィナーレに必要とされ生かされるんだ。
もう何を言っているのかわからないけれど……
暁月のフィナーレを創ってくれてありがとう。
たぶん言いたかったのはそれだけ。